いろいろ材木の壁ー計画編

いろいろ材木の壁ー計画編

お店の壁の一面を古材(ふるざい)でつくってほしい、というご注文をいただきました。

古材の壁ってどんな壁やろ?と思考しながら、
通れないほどいろいろな木が立て掛けられている、
「何かに使えそうだから置いとこう」コーナーを物色します。

古民家で使われていたようないわゆる古材だけでなく、
帯鋸(おびのこ)の筋の跡がついた板、
輸入された時に書いた印がある板、
何年前に挽いたのか表面が灰色に変色した板、
一枚一枚に個性があって、面白い板を選び出します。

材木屋ならではの、歴史が刻まれた板たちです。

さて、この巾も厚みも長さもバラバラの板。
施工するのにどう加工しようか、と思考しながら作業場に持ち帰ります。

実際、壁になったらどんな雰囲気かを見るために全部並べてみます。
並べる順番が大事なので、再現できるよう全ての板に番号を付けます。

何種類の木が使われているのか数えてみました。
お宝な木が含まれているんじゃないの?と思いましたが、
13種類の一般的に建築に登場するものでした。

高級とか珍しいとか、変な先入観なしで、
ただかっこいい壁にすることを考えてつくるのがいいのだ!